こんにちは、スミノフです。
ハリネズミを飼っていた時のお話です。
エキゾチック動物病院で印象的な子の思い出話しです。
それはこの子
亀です。
種類はわかりません。
スミノフが通っていた病院は、いつも混んでいるのですが、その日はいつもにも増して混んでいました。このような日は、先生が診察を終え飼い主さんとの治療方針が決定すると、実際の治療は別室でアシスタント(アシスタントと言っても、勿論獣医師さんで、若い人)が当たります。しかしその日は更に混んでいて、別室も満杯だったのでしょう。待合室で治療がなされました。
若い獣医師
「処置室がちょっと混み合っていてすみません。先生がおっしゃるには、軽い風邪なので心配は無いそうです。」
この若い獣医師の言葉を聞いて、スミノフだけでは無いと思います。多分この場にいる人皆んな思考は一致していたと思います。
待合室全員
(亀が風邪?ひくの?どうなるの?どうしてわかったの?)
若い獣医師
「咳と鼻水は徐々に治ると思いますよ。」
咳と鼻水!亀が?
若い獣医師
「お注射しておきましょうね」
待合室全員
(注射!!亀に!!どうやって?)
ハリネズミは何かあると直ぐに丸くなってしまいます。
亀は甲羅の中に手足頭を引っ込めてしまわないのでしょうか?
と、余計な心配をしておりましたが、サクッと注射終了。
この時の亀が可愛かった〜。
飼い主さんの赤いセーターをぎゅっと握りしめ、 顔もセーターに埋めていました。注射されている腕は獣医さんに任せていましたよ。あ〜ん、ママ〜、怖いよ〜、ちっくんしたよ〜…という感じでしょうか。人の子供が泣きながらお母さんにしがみつくのと一緒でしたよ。亀さんがお母さんと他人(だけれど、お医者さんだから任せるしかない)の区別をつけているのがハッキリわかりました。
犬や猫に感情があるのか?と言う話しを時々ネットで見ます。当然有ります。犬猫飼いから見たら、犬猫をバカにするのも大概にしろとなるのですが、亀に関して不覚にも、この時まで考えてもみなかったと言うか、まぁざっくばらんに言えば関心がなかったというか。
ハリネズミと待合室にいると、よく聞かれる事がありました。
「懐くの?」
犬猫のように感情豊かに表現することはありません。他の人が覗くとサッと丸まってしまいます。慣れていない獣医さんだと診察もできません。でもスミノフが持てばいつでもその可愛らしいお顔を出してきますので、懐いていたのでしょう。
覗き込んだ人は、こんなタワシみたいなののどこがいいのやらって顔をしていますが、この子の可愛らしいお顔を見られるのはスミノフだけ、ハリネズミの愛らしさがわからないとは、かわいそうな人ね、と思っていました。
そんなあまり理解されにくい動物と暮らしていたというのに!それなのに!
スミノフも亀に対して偏見を持っていました。亀が飼い主さんへ寄せる信頼度、亀と飼い主さんの密な関係に想像がいたりませんでした。亀と亀飼い方、どうもすみません。
注射の後の、獣医さんに腕モミモミまでされた亀さん、飼い主さんに頭から甲羅までナデナデされていました。がんばったね、えらいよ。
そしてスミノフが目を離した隙に、亀さんは頭手足シッポを甲羅の中へしまっていました。
飼い主さんは甲羅だけになった亀さんを、タオルでくるんで鞄にポン。
その意外にも大胆な運搬方法にさらにビックリしました。
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