こんにちは、スミノフです。
メンバー紹介は後2人になりました。
長々とお付き合い頂きまして
ありがとうございます。
もう少々よろしくお願い致します。
にこ
2014年4月1日生まれの男の子
保護した場所の地主さんが2歳位だとおっしゃったので、
逆算した日を誕生日に。
旧スミノフ家の近くのバス停は、
古い小さなマンションの前にあり、
マンションの裏手はプチ雑木林です。
2016年の春、
その雑木林が少しずつ伐採されていきました。
すると雑木林だと思っていたのは間違いで、
そこは民家の庭、
もの凄く古い朽ち果てたような平屋が現れました。
そこに成猫3匹がいます。
ですが家もどんどん解体され、
整地され、道路が造られ、
新しい家が2軒建ちました。
でも同じ3匹はまだいます。
少し草はらが残されていて
そこでくつろいでいるのです。
スミノフはバスを待つ間、
彼らを眺めたり話しかけたりしていました。
成猫にしてはやや小さめで痩せっぽちです。
そのうちに一番痩せていた子の姿が見えなくなりました。
どうしたのかと心配していましたら、
一ヶ月くらい経って、
びっくりするほど瘦せおとろえた姿で現れました。
ふらふらしています。
しかし近づけば逃げるのでどうする事もできません。
その子を見るのはそれが最後になりました。
いなくなった子
スミノフは色々な考えから餌やりはしたくないと思っていました。
しかしそんなことを言っている場合でしょうか。
会社から帰宅する夜に餌やりを始めました。
残りの2匹はいつもそこにいるのです。
左がにこ 右はひとまわり小さい子
夏が過ぎ、秋になりました。
ある日ご飯を食べさせていると、
後ろから声をかけられます。
「この頃やけにコロコロして来たと思ったら餌を貰っていたのね」
声の主はこの小さな草はらの持ち主(であり、この辺一帯の地主)の
お嬢さんでした。
「餌をやるなら連れて行って貰えませんか」
そうでしょうね、そう来ますよね。
「この子たちはずっとここにあった古家で代々生きて来ました。
もっとたくさんいたけどやっと2匹になって、もう増えて欲しくないの」
その場でTNRを約束し、餌やりを黙認して貰いました。
「近所の目もあるので餌やりはこっそりとお願いします」
ちょっと怖い感じの物言いの地主のお嬢さんですが、
後日、大変な猫好きで、深い優しさを持っている方だと
わかりました。そのエピソードはまたの機会に。
その後ボランティアさんに手伝っていただき、
10月の終わりに一匹を捕まえました。
それが「にこ」です。戻すつもりで耳カットをしました。
しかし同じタイミングで
近くの大繁殖場(いわゆる猫屋敷)の猫が一斉にいなくなりました。
誰も何も語りませんが何かあったことは確かです。
戻すのが怖くなりウチに入れました。
そしてこれから先は語りたくないのですが、
もう一匹はどうしても捕まらず、
半年チャレンジし続けましたが、
結局見捨てることになりました。
スミノフが離婚し家を出て行くことになったからです。
近所一帯にポスティングして、
餌やりが引っ越すことの告知と、
どうか暖かく見守って欲しいという希望を
書きました。
にこに守られているような、
にこより一回り小さいこでした。
ごめんね。
台風19号、20号と、甚大な被害につながりませんように。