スミノフの 犬にロンド 猫にゴハン

スミノフ家のわんとにゃーS (^ν^) by 史寺住野

メンバー紹介6 いち

こんにちは、スミノフです。

 

昨日に続き、メンバー紹介をさせて頂きます。

 

よろしくお願い致します。

 

 

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いち

誕生日、考えたこと無かったです。

大分県から千葉県に移って、

看取りのつもりで保護した子です。

2014年1月23日に保護し、

2015年10月11日に虹の橋のたもとへ旅立ちました。

享年11歳と10ヶ月(もちろん推定)

 

 

2013年2月に大分県から戻ってきました。

スミノフは就職先が見つからず時間がたっぷりあったので、

家から少し離れた公園へむぎとはちの散歩に行っていました。

そこで出会ったのが「いち」です。

痩せっぽちでひょこひょこ歩く様は、

どこか具合が悪いのか、高齢なのか、

とにかく目に付く存在でした。

 

 いつも同じ場所にいるので挨拶をします。

とくに返事はありませんが、逃げることもありません。

近くには葉っぱのお皿にドライフードがのったものがあり、

えさやりさんがいることがわかります。

 

 

 

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   ある日通りかかると、猫のそばに女性がいて

「病気なんだからウェットのほうがいいのにねぇ」

と言いながら葉っぱのドライフードのとなりに

ウェットフードを盛っていました。

 

    やっぱり病気なんだ・・・

 

 またある日には別の女性が散歩しているそばに

ひょっこり現れて、にゃんにゃんいいながら付いていきます。

「おいで、おやつをあげよう」

 

 基本の食事係とウェット担当とさらにおやつさんまでいる、

みんなに愛されている猫さんでした。

その後スミノフは就職が決まり、

遠い公園にはなかなか行けなくなり、

猫のことも忘れました。

 

 冬になりました。

たまにはあの公園にいってみようかな、と思い立ち、

ワンズを連れて散歩に行きました。

 

 あの猫がいます。

 

見た瞬間スミノフが思ったことは、

「まだ生きていたんだ」でした。

 

記憶の中の猫より痩せて見えます。

その後はとても気になり、

出勤前の犬の散歩は毎朝その公園に行きました。

 

 

 

    白かった色がだんだん薄汚れてきました。

年が明けると手足が真っ黒になり、

口の横がまるで裂けているかのように

また、黒く壊死しているように見えます。

 

 

 

 

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保護する半月前くらいの写真です。

 

   元夫に相談しました。

彼の意見は「その子にはその子の猫生がある。

今終着駅向かっているとしても

そっとしておくのがその子の尊厳を

守ることになるのでは?

愛してくれるひともいるのでしょう?」でした。

 

 

 

    毎朝そこに行くと薄暗いのににゃーんと言いながら

猫はやって来ます。ああ今日も生きていてくれた。

 

   

    しかしそのうちドライフードもウェットフードも

手付かずのままその場に放置されるようになりました。

フードの前にうずくまっていることはありますが、

でも食べた形跡はありません。

もう食べられないようです。

 

 

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    朝の散歩が気の重いものになってきました。

今日は生きているのか?

霜がおりた遺体を見つけることになるのではないか?

多分もうそんなに長くはないだろう。

遺体を見るのも辛いけど、

ある日を境に全く見なくなるのも辛い。

こんな思いを毎日しなくてはならないのなら………

そう、やっぱり保護しよう!

 

       全部スミノフのエゴです。

   

    せめて暖かい場所で逝かせてあげたい。と、

自分に言い訳をして、元夫を説得し、

いつもいる場所に貼紙をしました。

「この猫は状態が悪いようです。

病院に連れて行って保護したいと思います。

この猫について知っている方、

ご意見がある方は連絡をください。

よろしくお願い致します。電話番号」

 

        連絡はありませんでした。

 

  元夫の意見が正しいとわかっています。

しかし毎朝の、遺体を発見するかもしれないという緊張と、

いずれ猫はいなくなる、その時後悔しないのか?

という気持ちと、何が正しいとか正しくないとか

全くわからなくなりました。

そして今もまだわかりません。

 

    洗濯ネットを持って捕獲、そのまま動物病院です。

腎不全とひどい口内炎でした。ステロイドを打ってもらい、

なんとかごはんが食べられるようになりました。

10歳くらいかなと言われました。

看取りを覚悟で保護しましたが、

1年と10ヵ月ちかく一緒にいてくれました。

 

 

 

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 保護した翌日の写真  

猫はキレイ好きなので、家に入れるとすぐに

手足がキレイになります。

 

 

    大好きなえさやりさんとウェット担当さんと

おやつさんから引き離し、住み慣れた公園から

無理やり連れてきて申し訳ない気持ちでいっぱいだったので、

一番大切にするからねという意味を込めて

「いち」と名付けました。

 

 

 

 

セミについて

スミノフ家は昨年の5月に今の場所に引っ越しました。

引っ越し前に散歩に行っていた近くの公園やいちがいた公園に

セミが沢山鳴いていました。

引っ越してから行く公園にもセミが沢山鳴いていますが、

昨日の夏には、今まで見た事の無いものをよく見かけました。

 

羽化の途中で命を落としたセミです。

初めて見ました。びっくりする程の数です。

多分一回の散歩で10匹くらい見たと思います。

 

今年は1匹見ましたがそれきりです。

一体昨年は何だったのでしょう?

 

 

 

 

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