こんにちは、スミノフです。
全然大した話では無いのです。
アニマルファミリーがいるご家庭では、アニマルがヒトには見えないモノを目で追っている姿を見ることが、割とありますよね。
その延長線の話です。
まだ、むぎ(犬)とろく(猫)しかいなかった頃は、2人が同時に何かを目で追うシンクロを、良く目撃しました。
今は犬×2、猫×5になってしまい、流石に7組の瞳が同時に、何かを追う姿を見る事は極々稀になりました。
でもワンズは大体同じ空間にいるので、ワンズ限定シンクロはたまにあります。
昨日夜の10時過ぎ、むぎが突然吠え出しました。
と言っても理由はわかっています。
スミノフ家の築54年の建物は、密閉性が低く、玄関前を通る足音も、玄関内に誰かがいるのではと思うくらいくっきり聞こえます。
その上、スミノフの部屋は1階なので、上の階やお隣の方は必ずスミノフ家の前を通ります。
むぎはその度に吠えます。
他の住人にはホントに申し訳ないのですが、そんな訳で、むぎが突然吠えるのは日常茶飯事なのです。
一方はちは、耳が聴こえずらくなったので、玄関の足音には反応しませんが、むぎの吠える声はわかるので、ちょっと顔を上げますが、直ぐに無関心になります。
しかし昨日は違いました。
バッと起き上がって、玄関へ走って行きます。
そしてウォンウォンウォーンと吠え出しました。
ちょっとちょっとはちー、今何時だと思ってるの⁈
追い出されるよ!静かに!
慌ててスミノフも玄関に駆けつけます。
誰かが通ったのかもしれませんが、今は何も聞こえません。
はち、誰もいないよ、静かにして、もう夜中なんだよ?
はちは吠えるのは止めましたが、ドアの隙間をスンスンスンスン嗅ぎ回っています。
これはスミノフが帰宅して玄関で鍵を探している時とか、知り合いが来た時とかにやる仕草です。
え⁈誰かいるの⁈
ドアスコープから外を見てみます。
やっぱり誰もいません。
はち、誰もいないよ?はい、部屋に戻って!
ウォンウォンウォーン
納得がいかないみたいで、吠えたりクンカクンカを止めません。
しょうがない、目視で誰もいない事を納得して貰うしかないです。
チェーンを付けたままドアを開けました。チェーンの長さ分の開け幅だと、はちは出られません。
それにもしも死角に誰かいて、開いた瞬間に足を入れられて無理やりこじ開けられると怖いし。
ガチャ…
当然ですが誰もいません。
ドアからは顔の半分くらいしか出せませんが、スンスン、スンスン匂って、キョロキョロ見て、あれ〜?とでも言うように不思議そうにしています。
はい、わかったでしょ、誰もいないよね? はい、閉めまーす。
ゴッ!
アレ?閉まらない。いえ、ドアは閉まりますが、レバーがカチャッと閉まらないのです。ドワ枠の穴にドア側の突起が収まらないのです。わかるでしょうか?当然カギもかけられません。
何か挟まってるのかなぁ?今の、15センチ、5秒くらいの開閉の間に何か挟まるとしたら、ドア外の電灯に集まる虫以外考えられません。
ドア枠とドアの隙間を見ると、ドア枠の穴と突起のズレは、穴の1/3くらい分ズレています。
何度も強く引いたにも係らず、未だにこの幅を保っている虫ってどんなんでしょう?
恐ろしいけどこのままには出来ません。チェーンを外してドアを全開します。
ザッと見た限りでは特に何もありません。
もう一度閉めてみます。
ゴッ…
閉まりません。
うーん、今度は外に出て見てみます。特に何もなさそうでが、見落としがあるかもしれませんので、指でドア枠をなぞってみます。
やっぱり何もありません。
外から閉めてみます。
ゴッ…
閉まりません。
試しにドアに体当たりして無理やり閉めてみます。
どうにかこうにか閉まりました。鍵もかけてみます。ギギ〜という固い手応えですが、どうにか閉まりました。が、今度は開かなくなってしまいます。
再び体当たりして鍵を開け、ドアノブをまわします。とても硬いですが何とか開きました。
中から渾身の力を振り絞ってドアを引き、無理やり鍵を閉めました。
明日不動産屋さんに電話しなければ。この所の長雨のせいかしら?いやいや鉄のドアとドア枠でコンクリの壁なんだから湿気は関係ないでしょ。第一開ける時はスッと開いたし。
そんなこんなでしたが、翌朝はすっかり忘れて、ゴミ出しのため普通にドアを開けました。
普通に開きました。
開けてから、アレ?そう言えば昨日のはなんだったのかなぁと思い出して、ちょっとやな感じだなあと思いました。
ゴミ出し、散歩と、何事もなく出入りして、出勤です。
会社で何気なく、同僚に昨夜の話をしました。
ところでこの同僚ですが、普段はすっかり忘れてしまっているのですが、彼女の家系は代々、女子に色々と視える力が備わるそうで、成長して出産するとその力は弱まり、産んだ子が女子だと、力は受け継がれるようなのです。
同僚には女の子がいます。彼女の力は既にその長女さんに受け継がれていましたが、でも普通の人よりは感じやすいようです。
実は今のマンションに引っ越した後、同僚親子に来てもらって、何か感じるか聞いた事があります。なんたって築54年、長い歴史が刻まれているだけでなく、家の前は溜池、立地は坂の下、坂の上には救急病院があり、救急車が年中通り過ぎている所なのですから。
しかし同僚親子は全く嫌なものを感じない、家の周辺も全然大丈夫と言ってくれまして、
その後も、何か押し入れから変な臭いがしてやな感じなんだよねーと言っても、「スミノフの家は絶対大丈夫、湿気が高いって言ってたじゃん、水とりぞうさんでも置いといたら?」くらいでかわされていました。
しかし、この話をした途端、彼女の顔が真剣になり、そしてすぐにニッコリ笑って、
「お塩をさ、玄関に置いたらいいんじゃない?」
「…… え?」
スミノフはこんな事あったよ、不思議だね?くらいの気持ちでお話ししただけでした。
「えーっ⁈ まずいの?なんかいる?挟んじゃったの?」
「いやいや、そんなんじゃないけど、本当は部屋の四隅に盛り塩するといいらしいよ?」
ゲーッ!
部屋の中に盛り塩なんかしたら、蹴飛ばされて舐め取られて大変な事になりそうだし、外に盛り塩するのもちょっとなぁ…。
大丈夫ですよねー?
今回は全部電車の移動中に書きましたので、写真は無しです。
嬉しい事がありました。はちの目の黒いデキモノは良性のものでした。
ご報告まで。
いつか、にゃにゃにゃ工務店さんが紹介していた待ち受け画面。
スミノフもつくってみました。
今日はろくが検査入院しています。朝届けて、今からお迎えです。
こちらも心雑音です。あんまり酷くないといいのですが。
読んでいただき、ありがとうございました。
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