こんにちは、スミノフです。
めいは、多面の顔を持つ女の子。 vol.4
明るくなった部屋に、目覚ましの音が響きます。
布団からめいが飛び出して来ます。
同時ににこがやってきます。
にことめいが鼻と鼻でおはようのご挨拶。この二人は気が合うのか、挨拶と言うか、まるで内緒話でもしているようなポーズをよくします。
スミノフの隣でははちが身動きします。
にゃーん！
めいがはちの側に駆け寄ります。
犬猫両方いる家庭ではよく目にする光景かと思いますが、めいがはちの胸あたりに頭をぶつけます。ゴンっ！（猫を知らない方へ。猫は好きなもの＝飼い主とか、自分のテリトリーのために、こめかみから出る匂いを擦り付けます。その付け方が、ヒトなど柔らかい相手に対しては、ゴンっと頭突きしてくるのです）
そう、めいははちが大好きなのです。
一方、ぶつけられたはちは、犬にはその習慣（こめかみで匂い付け）がないので、なんでぶつけられたのかわからず、最初は戸惑っていましたが、もう何年も繰り返された事なので、慣れたようです。
少し前は、
はちが散歩から帰ると、めいは1番に駆けつけました。
にゃーん！お帰りー
ごん！（頭突き）。
それからクンクン、クンクン嗅ぎ周ります。
どこ行ってきたの？お散歩楽しかった？へんな雌犬と合わなかったでしょうね？
なんだか浮気をしてきた亭主相手に、証拠を見つけようと嗅ぎ回る、悋気の妻という感じです。
めい、悋気が過ぎると嫌われるよ？
でもはちはそんなめいのことを、若い恋人がありもしない浮気を疑ってぷんぷんしてかわいいな、みたいにデレっとしたエロおやじ風に受け入れていました。
この頃は散歩から帰ると、お迎えに来るのはにこで、彼の目的は、散歩後の薄めた牛乳のおすそ分けが欲しいからで、ロマンスのカケラもありません。
あの頃の悋気の妻の姿はありませんが、めいがはちを好きなことには変わりないようです。
はちは歳をとり、周りの事に興味が薄れてきているようで、あまりめいを相手にしなくなりました。
少し淋しげなめいです。そんなめいの姿は、内気な乙女のようです。
ちょっと寂しげ？
４回にわたり、めいの紹介をしてきました。
お付き合い下さいましてありがとうございます。
スミノフ家は多頭飼い。一頭でも多面性があるのに、複数の子がいて、時の経過で変わっていく関係性が、面白いなぁと思います。
今はよつ葉が何故だかめいを追いかけ回しています。めいはよつ葉を迎え撃つ力があると思うのですが、何故だかギャーギャー言いながら逃げ回っています。追い詰められると唸り声をあげて一触即発状態。
不思議なのはそんなよつ葉に対して、誰とも仲良くなれない孤高の猫・ろくが、意外にも寛大に接していることです。
多頭飼育をしたくてしている訳ではありませんが、
賑やかで興味深く楽しいなぁと思っています。
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