こんにちは、スミノフです。
今日は長いです。
先週、疥癬の狸について、皆さまからコメント頂きありがとうございました。
結論から言うと、やはりあれは狸のようです。そしてどうしようもないという事です。
インスタにも載せましてコメントを頂きました。こんなのあるよと言う事で、
千葉県の傷病野生鳥獣救護事業の一環である葛南地域振興事務所を教えて頂き、連絡しました。
そして、この機関は、傷病野生動物を保護してしまったらアドバイスはしますが、アドバイスだけですよという(極論ですが)機関でした。
電話しても疥癬狸に関わらないでくださいと言うのみ。
ここは市民も散歩する道ですし、正式な登録はされていないと思いますが、避妊去勢された地域猫が沢山いて、猫好きの方はオヤツをあげて撫でていきます。
ベンチに座れば足にすり寄ってきます。
疥癬狸はその猫の1メートルも離れていない所にいます。
市民を守る為にも、また動物愛護管理法で愛護動物とされている猫を守る為にも何とかなりませんか?
とお話ししてみましたが、疥癬狸に関わらないでくださいの一点張りでした。
まぁそうですよね。狸にお金をかけて捕まえて治療なんてしてくれませんよね。私だって捕獲器を借りて捕まえて治してあげようとまでは考えられません。時間とお金をたっぷり持っていて、仲間が沢山いるのなら別ですが。
野生動物についての考え方もありますよね。
野生動物を保護する前に
野生動物は厳しい自然環境の中で生きていますので、多くは寿命が尽きる前に他の動物に食べられたり、餌が取れない、病気に罹るなど衰弱して死んでしまいます。そして、衰弱した個体、死骸は他の動物の重要な餌となり、次の命に繋がっていきます。そうした自然本来の姿を人が関与することで乱してしまう場合もあります。
保護する前に自然環境全体のことを考えたうえで本当に保護すべきかどうかお考えください。
千葉県のHPより。
そして疥癬は自然界ではよくある病気だそうです。
しかし人目につかない山の中にいるのならもちろんどうしようもないでしょう。
人目につくところまで出てきてしまった狸。人間には助けてあげられる薬があり、長く保護しなくても治せるのに。←という事を愛読しているDJモペさまに教わりました。
この頃は(前からかもしれませんが)このノミダニ駆除の薬は飲み薬でも出ています。
はちは首元にスポットする薬が苦手で、スミノフの指がいつも欠損しそうになるので、ネクスガードという飲み薬にしていました。肉っぽい味と見かけで、喜んで食べます。
いずれにしても一回投与し、間を開けてもう一回投与するだけです。
治療方法は簡単ですが、1人では実際に行うのは非常に難しいです。捕まえられない、もし偶然に投薬ができても、2回目の投薬は難しいでしょう。
以上が事の顛末です。
野生動物。
里に降りてきても野性動物。街中に出れば保護され、熊なら殺される。
しょうがないのでしょうね。
猫。
今回、葛南地域振興事務所の方とお話をして、初めて聞いたことがありました。
動物愛護管理法で愛護動物とされるのは、捨てられたノラ猫だけだそうです。
ノラ猫から生まれた子は野猫(ノネコ)と言って、野生動物の範疇らしいです。
係員『愛護動物はノラ猫だけですよ』
スミノフ『ええ、河原にいるノラ猫ですが、皆んな避妊去勢され、サクラ耳の地域猫ですよ』
係員『野生の猫は愛護動物じゃないですよ』
スミノフ『? 普通の猫ですよ。野生って?イリオモテヤマネコとかじゃないですよ?』
係員『捨て猫がノラ猫、これは愛護動物。ノラ猫から生まれた猫は愛護動物ではありません。』
スミノフ『え?ノラから生まれた子は野生ネコなんですか?』
係員『正しくは野猫と言います。』
という事です。皆さん知っていらっしゃいましたか。
猫はどんな猫もイエネコです。ヒトと一緒に生きてきました。ノラ猫もそうです。好きでノラ猫をやっているわけではないです。好きも嫌いも選択肢などないのです。
ここまでが、休み明けの火曜日のお話です。
狸を助けられないとわかって、自分の無力が悔しく、狸に申し訳ない気持ちでしたが、徐々に猫のことに考えがシフトしていきました。そして週末まで考えていました。
前回の記事で、みょんたの左手先がハゲている写真を載せました。
疥癬狸はみょんたのヤボクから1メートルも離れていないところにいたのです。
みょんたの手は疥癬かもと思いました。
みょんたのおじさんはどう思っているのでしょうか。
餌やりさんはみょんたが疥癬狸のような見た目になった時、ご飯をくれるのでしょうか。
土曜日は近くの公園でワンズの散歩を済まし、おじさんや餌やりさんがやってくる2時から3時の間、河原で待っていました。
まず現れたのがおじさんです。ミスターXと語らっていました。
おじさんにみょんたの左手がハゲている話をしました。そして疥癬狸がみょんたのリボクの近くにいる事も話しました。
以下おじさん談
『いるねー、オレも見た!昨日。あれ子供だよね、違うのかな?狸ってあんなに小さいのかな。
みょんたの手は怪我なの。マキロンつけたら治ったよ。毛がまだ生えてこないんだけどね。首も怪我してて、こっちの方が重症だったんだけどね、マキロンで乾いてきたから様子見なの。酷くなる様なら病院に連れて行こうと思ってたけどね。
疥癬じゃないと思うよ?まぁ様子を見ようよ。フロントラインで治るの?そう、じゃあもしなっていたらそうしよう。他の猫たちにも症状が出てきたら薬つけよう!』
なんと頼もしい。おじさんなら他の猫も懐いているので、押さえてもらって 薬をつける事ができます。
ホッとしての帰り道。会えないと思った餌やりさんが前からやってきました。
以下餌やりさん談
『待っていてくれたの。ごめんなさいね。今日はやめようと思っていたんだけど、やっぱり気になってきてみたのよ。よかったわ。
え?狸?そうなのよ、何日か前なんか、リボクのヤボクから出てきたのよ(餌やりさんはリボクとは呼びませんが、ここでは変換しています)。あれ疥癬っていうの?可哀想だけどね。え?治るの?そう、捕まえなくちゃならないの、じゃあ無理よね。猫に感染るかもしれないの?ダニ?そうねぇ、今のところあんな感じになっている子はいないけど。わかった、気を付けて見ておくわね。ここの猫仲間にお医者さんの奥さんもいて、なんかあると助けてくれるのよ。大丈夫。いざとなったら私が押さえていて、あなたに薬をつけてもらうのね。わかったわ。』
なんてなんてなんて頼もしい。お医者関係もいて、スミノフなんか心配しなくても全てが上手く回っています。
狸を思うと可哀想でなりませんが、猫は救われます。
また、犬仲間のお話も聞けました。
『あぁ、またいるんだ。私が見たのは2年くらい前なのよ。衝撃を受けるわよね、わかるわ、私もそうだったから。そう、市に電話したの?あっさりした答えしかないでしょう。私も電話したから知ってる。可哀想だけどね。』
私以外にも助けを求めた人がいました。少し嬉しかったです。
狸は猫ご飯の味をしめて居つくでしょう。いつか狸が近寄ってくるようになれば、助けられる日が来るかもしれません。
2月29日と3月1日 河原猫の記録
読んでいただき、ありがとうございました。
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